
鹿島アントラーズユースからトップに昇格した曽ヶ端準。
「順調に成長すれば10年は鹿島のGKは安泰」と言われるほどの逸材でした。
ここでは曽ヶ端準というサッカー選手について紹介します。そして曽ヶ端がもつ日本記録も紹介します。
鹿島アントラーズ不動のGK曽ヶ端準
曽ヶ端準が鹿島アントラーズでレギュラーを獲得したのは2001年のこと。
日本代表経験もある高桑からポジションを奪う形で、たった1つしかないGKのレギュラーの座をつかみ取りました。
そこからは、不動のレギュラーとして鹿島アントラーズのゴールマウスを守り続けてくれています。決定的なピンチを何度も防ぎ、そのおかげで勝てた試合も数知れません。
鹿島アントラーズの失点の少なさは、DF力もありますが曽ヶ端の存在が大きいのは間違いありません。

曽ヶ端がアントラーズに加入して20年。その20年の間には、後輩GKも数多く加入しています。
そのたびに後輩GKたちは、曽ヶ端準という大きな壁にはじき返されてきました。なかなか曽ヶ端の牙城を崩せないんです。
それだけGKとしての曽ヶ端の才能は素晴らいものがあるわけですね。
ここで、曽ヶ端準のファインプレーの数々を見てみてください。曽ヶ端の凄さが分かるはずです。
中田浩二の引退試合で、主役のPKをセーブするとこなんかおちゃめですね(笑)

曽ヶ端は日本代表にも選ばれています。
川口・楢崎というレジェンドがいたため、レギュラーポジションを獲得するまでには至りませんでしたが、日本のトップ3のGKに入るだけでも凄いことです。
アテネオリンピックでは、オーバーエイジ枠として出場しています。
曽ヶ端準がもつ2つの日本記録とは
曽ヶ端準はJリーグで2007年から「連続フルタイム出場記録244試合」という日本記録を作っています。
連続フルタイムってことは交代もしていません。さらに出場停止(イエローカード累積)にすらならずに連続出場しているということです。
約8年間でこの大記録を作った曽ヶ端。この記録は凄すぎます。当分やぶられないでしょうね。

ちなみにGK以外の連続フルタイム出場は、横浜Fマリノスの中沢が持っています。2017年終了時点で157試合で現在も継続中です。
フィールドプレーヤーで157試合連続ってのも凄まじいですね。累積で出場停止がないってことですから。
さらに曽ヶ端は天皇杯の出場試合でも日本一の記録を持っています。
2018年に釜本が持っていた59試合を抜きました。この記録は継続中です。
曽ヶ端が鉄人選手なのはもちろん、所属クラブがたくさん勝たないとこの記録は作れません。
鹿島アントラーズに所属している曽ヶ端だからこそ、天皇杯出場日本一の記録を作れたのでしょうね。

鹿島アントラーズ一筋21年の曽ヶ端は、2017年シーズン終了時点でJ1通算521試合という出場を果たしています。今後、まだまだ伸びることを期待します。
クラブワールドカップでの大活躍
それからもう1点だけ。忘れてはならないのは2016年のクラブワールドカップ。決定的なピンチを何度も防ぎ続けて、鹿島アントラーズを決勝戦まで勝ち上がらせました。
決勝でもレアルマドリードのクリスティアーノ・ロナウドのシュートを防ぐなど、鉄壁の守りをした曽ヶ端。
残念ながら試合は負けてしまいましたが「ゴールキーパーが凄かった」とクリロナに言わしめるほどのプレーをしたのが鹿島アントラーズの曽ヶ端なんです。
当初言われていた10年どころか20年近くも、鹿島アントラーズのGKのポジションを守り続ける曽ヶ端。本当に彼は、鹿島アントラーズが誇る鉄人そのものではないでしょうか。
