
広島の瀬戸内高校から、2017年に鹿島アントラーズにやってきた天才ドリブラー「安部裕葵(あべひろき)」。
高校時代には、総体で全国ベスト8の立役者として大活躍。この大会の優秀選手にも選ばれています。
ここでは鹿島のドリブラー「安部裕葵」を紹介します。
安部裕葵の名前が全国に広まったセビージャ戦
安部裕葵の名前を世に広めた試合は、なんといってもセビージャとの試合。
セビージャはリーガエスパニョーラ(スペインリーグ)の中でも、強豪チームとして知られています。
そんな強豪相手に、鹿島アントラーズは2-0で勝利しました。ゴールを決めたのは2得点とも鈴木優磨。
もちろん鈴木も凄いのですが、それ以上に光り輝いていたのは途中から出場した安部裕葵です。キレキレのドリブルを随所に見せ多くのチャンスを作って見せたんです。
このときの安部は高卒ルーキーの若干18歳。18歳の選手が、たくさんの優勝経験を誇るスペインのセビージャ相手に大活躍。
その証拠にマン・オブ・ザ・マッチは、2得点の鈴木ではなく安部が選ばれています。

セビージャのスペイン代表「セルヒオ・エスクデロ」からもドリブルを評価されるほど。
それでは、この試合の安部裕葵の活躍を動画でご覧ください。
セビージャ戦のインパクトは凄まじかったのを、はっきりと覚えています。
鹿島アントラーズvsセビージャとの試合後から、安部裕葵の名前が全国区になり中には日本代表に推す人も出るようになりました。
鹿島アントラーズにとっては、本山以来のドリブラーが誕生した瞬間です。

本山の再来!?安部裕葵の超絶ドリブル
鹿島アントラーズのドリブラーと言えば「本山雅志」が有名です。小笠原や曽ヶ端と同じ黄金世代の1人です。
でも本山はもう鹿島にはいません。長らくドリブラー不在の鹿島アントラーズでしたが、ようやく安部裕葵というドリブラーが誕生しました。
本山とはまた違う、日本人離れした独特のドリブルを見せる安部。10年に1人の逸材なんじゃないかとも思えるようなドリブルを見せてくれます。

日本にはいないタイプの選手でしかもまだ10代。「日本代表に選んで欲しい!」という声が出るのも納得ってもんです。
安部裕葵のドリブルはどこかメッシを思わせ、とても楽しく安部がドリブルをはじめるとワクワクします。
安部は高卒1年目から活躍し、2年目となる2018年はシーズン序盤からスタメンとして試合に出るようになりました。
安部裕葵の実力はまだまだこんなもんじゃない!
ドリブルが抜群にうまいのは誰が見ても明らかです。ただ、もっと積極的にゴールを狙ってほしいとどうしても思ってしまいます。
安部のドリブルが最大限に発揮されるのはペナルティエリアの中。ゴールに近いところでドリブルされるのほど、相手DFにとって嫌なものはないはずです。
なので、ゴールの近くでドリブル・パス・シュートを、もっと狙ってもいいのではないかなと個人的には思います。

チームメイトに金崎夢生・鈴木優磨という、貪欲にゴールを狙う選手がいます。
彼等のように、安部が今よりさらにゴールへの意識が向くようになれば、末恐ろしい選手になるんじゃないかと勝手に思っています。
安部にはその力が十分にあるはずなので、もっともっと仕掛けて「得点王をとってやる!」くらいの気持ちでプレーしてほしいところです。

安部裕葵は将来日本代表になれる?
安部は日本にはいないタイプのサッカー選手です。ドリブルができてシュートも上手い。守備もしっかりこなす。
まだ10代とはいえ、将来を考えると早めに日本代表に入れてもいいのかなという気はします。
ただ、個人的に思うのはパス精度。パスがもっと正確に出せるようになり、アシストもできるようになると間違いなく日本代表に入ってくるでしょう。
でもそれは将来の話。いまは鹿島アントラーズの安部裕葵です。
これからの鹿島アントラーズに安部裕葵はなくてはならない選手です。それは間違いありません。安部が鹿島アントラーズを優勝に導くと信じています。
そして、日本代表としても活躍してくれれば最高に嬉しいですね。
