
Jリーグ第11節。鹿島アントラーズの試合はアウェイでの横浜マリノス戦。
一度もJ2に降格経験のないオリジナル10同士の戦いは、鹿島アントラーズvs横浜マリノスしかありません。アントラーズの意地にかけても、絶対に負けられない試合です。
横浜マリノス戦までの鹿島アントラーズ
ここまでの鹿島アントラーズは、3勝4敗3分で勝ち点12。そして順位は14位。得点は8で失点は10。得点8はJリーグ最少です。
なかなか得点が取れないアントラーズ。いったいどうしちゃったんでしょうか。このままでは優勝どころか、降格争いに巻き込まれてしまいます。
鹿島アントラーズが下位に沈んでいるいちばんの原因は、やっぱりケガ人の多さだと思います。
過去に例を見ないほどのケガ人の多さで、過去最悪のできといってもいい悪い内容の試合が続いていました。まあ監督やフロントの責任は当然ありますが・・・
しかし、徐々に調子を上げてきました。ACLで予選を突破し、名古屋グランパスに勝利。川崎フロンターレには1-4と大敗しましたが、圧倒的に攻められていたわけではありません。
そして前節のヴィッセル神戸戦。結果こそ引き分けでしたが、鹿島アントラーズが圧倒していた試合でした。一時の不振を脱したアントラーズ。
ケガ人が続々復帰してきているのが大きいのだと思います。遠藤・安西・内田・レオシルバなど、ここにきて主力がようやく復帰。
エンジンかかるのが遅すぎかもしれませんが、ようやくエンジンがかかりだしたのが今の鹿島アントラーズです。
横浜マリノス戦の鹿島アントラーズのスタメン
アントラーズのスタメンはこうです。
GK クォンスンテ
DF 内田・植田・犬飼・安西
MF 三竿・レオシルバ・遠藤・鈴木
FW 金崎・ペドロ
スタメンを見ても分かるように、ペドロジュニオールがケガから復活しました。安西も、前節は途中出場でしたが、スタメンでできるくらいになったようです。
ただ、土居と昌子がケガをしてベンチからも外れています。前節かなり良かった土居が抜けるのは痛いです。そして、DFリーダーの昌子がいないのは、さらに痛い。
ケガ人が復帰したと思ったら、また別の選手がケガ.......。まだまだケガ人との戦いは続きそうです。
横浜マリノスvs鹿島アントラーズを振り返る
前半の序盤は横浜マリノスのペース。マリノスペースの中、1つのチャンスを決められてしまいます。アウェイで先制点を奪われてしまう苦しい展開。
そのあと、アントラーズも盛り返し決定機も作りましたが決めきれず。そして、マリノスのフリーキック。これを直接決められて0-2。
そこからは鹿島アントラーズのペースで進みましたが、得点を奪えず2点差のまま前半終了。
少ないチャンスを決められてしまうという鹿島。決定力の差がそのまま出てしまった格好です。
そして後半の開始。
3点をとらないと逆転できないアントラーズが、かなり前がかりに攻めます。当然ながら前半以上に前からいきます。
ただシュートは打つんですが点がとれない。打てども打てども得点が取れない時間が続きます。そんな中、1つのカウンターからゴールを奪われ0-3。
3点差をつけられても、戦う姿勢は見られましたが、決定力がなく無得点のまま試合終了。試合は0-3で終了。
とりあえずハイライト動画をご覧ください。
もはや怒る気にすらならずに笑えてくる
アントラーズよりも順位が下だった、マリノスに3点差をつけられての敗北。これで鹿島アントラーズは、1つ順位を下げて15位。優勝どころか降格一直線です。
シーズン前のアントラーズの目標は「4冠制覇」。なんだか笑えてきます。
タイトルどころか、J2に落ちてしまいそうな今のアントラーズ。ケガ人が戻ってきてもこの体たらく。
これは監督・コーチ・フロントの責任としか思えません。
選手たちは、昨年優勝争いをした選手がそろっています。さらに、内田や安西などの戦力も加わっているんです。これだけの戦力を揃えながら、11試合を終えた時点で15位。
さすがにフロントも重い腰を上げざるを得ないのではないでしょうか。フロントは今シーズンを捨てる気なのでしょうか。いったい何のために?
早く監督やコーチを変えないと、本当に2部に落ちてしまいますよ。大好きなアントラーズが、J2で戦うなんて考えたくもありません。
去年のようにACLで敗北してから、監督を変えようと思っているのでしょうか。もしそうだとしたら、ACLの予選を突破したのは不運としか言えません。
去年、石井監督が解任されたのはACLのラウンド16で敗退した後。Jリーグでは12試合終えて、7勝5敗で勝ち点は21の状況での解任でした。
今年の鹿島アントラーズは、11試合終えて3勝5敗3分で勝ち点は12。
上層部のみなさん、手遅れになる前に早く手を打ってください。監督を変えるなり、決定力のあるストライカーを獲得するなり。
というか、もうすでに手遅れですが。悔しいけど、今年のJリーグ優勝は無理です。