
Jリーグは第15節。ACLの関係で鹿島アントラーズは14節が延期され、先に15節を行います。相手はベガルタ仙台。ホームにベガルタを迎えての戦いになります。
アントラーズは水曜日に、上海で死闘を戦ったばかり。あまり練習できない中での試合となるわけです。
ベガルタも水曜日に試合を行っていますが、明らかにメンバーを落としていました。アントラーズとはコンディションは違うはずです。
でもカシマスタジアムでの試合だけに、絶対に勝利が欲しいところ。
この試合を最後に、ワールドカップによる中断期間に入ります。悪かったシーズン前半をいったん断ち切り、仕切りなおす意味でも勝利して気持ちよく中断に入りたい鹿島アントラーズ。
ベガルタ仙台戦の鹿島アントラーズのスタメン
この試合の鹿島アントラーズのスタメンはこのようになっています。
GK クォンスンテ
DF 伊東・植田・昌子・安西
MF 永木・小笠原・遠藤・中村
FW 土居・金崎
この11人でキックオフ。
鹿島アントラーズvsベガルタ仙台の一戦を振り返る
前半の序盤からコンディションに勝るベガルタが攻め込んできます。
そして開始わずか2分。簡単に入れられたクロスをヘディングで決められ、痛すぎる先制点を与えてしまいました。
前半立ち上がりということで、集中力が欠けていたのでしょう。その後の鹿島アントラーズは、負けてるにもかかわらず点をとりに行きません。
というか、点を取りに行こうという気持ちが全く伝わってきません。覇気がないというか、本当にイライラするような前半で、決定機の1つも作れずに前半の終了。そして後半の開始。
後半は犬飼と鈴木を投入して、攻めて出ようという意思は見えるのですがチャンスが作れません。そうこうしているうちに相手にコーナーキックから追加点を与える始末。
その後はなんとか1点鈴木が返したものの、反撃もここまで。結局1-2で敗戦です。
試合を見ていない方はハイライト動画を見てみてください。
覇気が感じられずベガルタ仙台に完敗
せっかくACLでラウンド16を突破したのに、次のベガルタ戦に負けてしまっては意味がありません。
前半開始直後の失点で、自ら試合を壊してしまった鹿島アントラーズ。開始1秒であろうと終了1秒前であろうと、プロである以上集中を欠いてはいけないんです。
いつまでこんなことを続けるのか・・・
この試合は、積極性が感じられず残念でした。2失点してから、ようやく前がかりになった感じなので。ギアをかけるのがあまりにも遅すぎる!
今のアントラーズに2点差をひっくり返せる力がないのは、今シーズンの戦いを見ていれば分かります。
この試合はみんなが悪い印象でした。特に悪いと感じたのは金崎夢生。
点をとりたい気持ちは伝わるのですが、気持ちだけなんです。技術が伴っていないので、ミスのオンパレードでした。
どうしても、アントラーズに在籍していた大迫と比較してしまうのですが、まるで違います。
大迫は日本代表のエースなので、そんな選手と比較するのは酷かもしれませんが雲泥の差です。
これでアントラーズの10番を背負うとは、ちょっとフロントの見る目を疑ってしまいますね。そして金崎を使い続ける、大岩監督も責任重大でしょう。
同じFWの鈴木優磨は今シーズン動きが良かったのですが、この試合はいまいちでしたね。1点はとりましたが、その前に決定的なチャンスを逃しています。
決定機を確実に取れるようにならないと、日本代表に入ることも難しいでしょう。
中断期間に鹿島のフロントが動くと信じるしかない!
気持ちよく中断に入りたかったのですが、悔しい思いで中断期間に入ることになってしまいました。
こんな体たらくじゃ、再び大岩監督の解任話も出てきてしまいます。せっかくACLで勝ち進み、いい流れがきていただけに残念でなりません。
ここから盛り返していくためには、中断期間中に絶対的なエースストライカーを獲得するしかないと思います。
ヴィッセル神戸は、ポドルスキに加えイニエスタの獲得に成功しています。やっぱり1人いい選手がいると、確実にチームは変わります。
キープ力があって決定力のある外国人助っ人が、欲しくて欲しくて仕方ありません。
もう日本人だけじゃ無理です。やっぱり最後は個人技がものを言います。そのあたりを、フロントはしっかり考えて欲しいと願うばかりです。