
鹿島アントラーズのJリーグ10節の相手は、ヴィッセル神戸です。アントラーズのホームゲームなので、是が非でも勝利が欲しいところ。
ここまでのアントラーズは、3勝4敗2分で勝ち点は11という最悪の結果となっています。順位は12位で、下手したら降格争いに巻き込まれる位置にいるんです。
対するヴィッセルは7位に位置しています。今の力関係や勢いでは、間違いなくヴィッセル神戸に分があるでしょう。
しかも今日の試合は、前節レッドカードを受け退場した昌子が出られません。守備の要の昌子が不在なのは、正直痛すぎます。センターバックの層が薄い鹿島アントラーズだけに、不安は常にあります。
前節はフロンターレに4失点して完敗でした。しかも今日の試合は昌子がいない・・・
かなり心配ですが、そんなことを言っていても仕方ありません。今いるメンバーでやらなければならないわけですから。
ヴィッセル神戸戦の鹿島アントラーズのスタメン
この試合のアントラーズのスタメンはこうです。
GK クォンスンテ
DF 内田・植田・犬飼・小田
MF 三竿・レオシルバ・遠藤・鈴木
FW 金崎・土居
昌子のところには犬飼が入りました。そしてケガをしていた、レオシルバと遠藤がスタメンとなっています。ようやくケガが癒えたようで一安心。
そしてベンチメンバーも注目です。ベンチには、曽ヶ端・西・安西・ペドロジュニオールがいます。
この4人もケガをしていたメンバーです。徐々にケガ人も戻ってきましたね。
特に安西の復活は心待ちにしていました。まだ本調子ではないと思いますが、早く本来の輝きを取り戻してほしいですね。
鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸の試合を振り返る
キックオフ直後は一進一退の時間となりましたが、前半10分くらいからはほとんど鹿島アントラーズのペースで試合が進みました。
その立役者は間違いなく遠藤。遠藤の存在がこれほど大きいとは、正直思っていませんでした。遠藤のところでボールがキープできるので、アントラーズのペースとなったんです。
ただ、先制したのはヴィッセル神戸。ちょっとした隙を狙われ、先制ゴールを奪われてしまいました。
このあたりが今のアントラーズなのでしょうか。チーム状況の悪さが出てしまった感じがします。
結局リードされたまま前半終了。そして後半の開始。
後半は完全に鹿島アントラーズのペース。圧倒的に攻め立てました。
そして内田のクロスから鈴木優磨がゴール。1-1の同点に追いつきます。
そのあとも、ヴィッセルのゴールにどんどん攻めたくさんのチャンスもあったのですが、ゴールが奪えません。
そしてタイムアップ。久しぶりに攻めまくれた試合だったのですが、残念ながら勝ち点3はとれませんでした。引き分けなので勝ち点1です。
試合を見ていない方は、試合のハイライト動画をご覧ください。
Jリーグにもビデオアシスタントレフェリーを!
見返してみると、オフサイド判定になりましたが金崎のゴールはオフサイドじゃありませんよね。また審判にやられてしまいました。
アントラーズは誤審によって敗れる試合が多くあります。
今やビデオアシスタントレフェリーは世界の基準となっています。Jリーグにも導入してほしいと願わずにいられません。
ヴィッセル神戸との試合は鹿島アントラーズの勝ちゲームなのに、結果的には勝ち点1。いい試合をしたのは間違いありませんが、結果は勝ち点1です。
これが今の鹿島アントラーズなのでしょう。昨年までのアントラーズなら、このような試合は間違いなく勝利していました。勝ち方を忘れてしまった感じさえします。
結果が出なかったのは残念ですが、今までとは明らかに動きの質が違いました。これはこの後の試合に期待が持てます。
失点は残念でしたが、この試合は全ての選手がいきいきプレーしていたように感じられました。
引き分けだが期待が持てた神戸戦
今年調子が悪いと思っていた土居が、この試合はFWで出場。FWに入ったとたん、土居本来の動きが戻ってきました。明らかに今までとは違く、積極的なプレーを連発しチャンスを作り続けました。
そして同じく今年絶不調だったレオシルバ。レオシルバも本来の動きが戻ってきて、かなり多くのチャンスも作りピンチも救ってくれました。
遠藤・安西・西のケガからの復帰組もいい動きをしていました。今後さらに連携がかみ合うようになると、今からでも優勝を狙えるでしょう。
ただ遅すぎたかな.......と思わずにいられません。すでに首位のサンフレッチェとは勝ち点差13。
Jリーグの残り試合は24試合。少しずつ差を詰めていくしかありません。
ここにきてようやく本来の動きが戻ってきたアントラーズ。ケガ人も復帰しだして、ここからが鹿島アントラーズの本領発揮です。
いい試合をしても勝たないと意味がないので、内容もさることながら結果にこだわって戦う姿勢を見せてほしいです。
次は中2日でマリノスとのアウェイ戦。絶対に勝ち点3を持って帰ろう!!!