
Jリーグ第9節。鹿島アントラーズの相手は2017年に優勝をさらわれた川崎フロンターレです。しかもアウェイでの試合。
Jリーグのチームの中で、アントラーズが通算対戦成績で分が悪いのはフロンターレのみ(9勝14敗5分)です。昨年2017年もダブルをくらっているチームだけに、心してかかる必要があります。
昨年の2試合は、フロンターレに面白いようにパス回しをされて惨敗という感じでした。しかも優勝まで持っていかれて、言葉では言い表せないほどの悔しさを味わいました。
しかし、最近のフロンターレは大島・小林というキーマンをケガで欠く影響で調子が悪いです。アントラーズのケガ人の多さには及びませんけどね。
最近のアントラーズも調子が悪かったですが、前節はグランパスに勝利。ようやく本来の調子が戻ってきたかなというのが、今の鹿島アントラーズです。
ここで苦手のフロンターレに勝つことができれば、チーム状況が上向きになるのは間違いありません。
アウェイで昨年の王者が相手とはいえ、公式戦ここ6試合2敗4分と調子が悪いフロンターレが相手なだけに勝利が欲しいアントラーズ。
フロンターレ戦のアントラーズのスタメンは?
川崎フロンターレ戦の鹿島アントラーズのスタメンは以下の通りです。
GK クォンスンテ
DF 内田・植田・昌子・小田
MF 小笠原・三竿・中村・土居
FW 鈴木・金崎
ベンチにはケガが癒えた西が入っています。このメンバーでキックオフ。
川崎フロンターレvs鹿島アントラーズの試合を振り返る
前半の序盤は、フロンターレにボールをキープされまくりました。昨年の2試合のようなパス回しをされ、まったくボールがとれない。
そんな展開が続き、フロンターレの折り返しを三竿がオウンゴール。クロスをオウンゴールするのはこれで今シーズン3回目。
失点後もフロンターレの攻撃は続き、危ないシーンを何度も何度も作られました。その時間を何とか耐えしのぎ、ようやくアントラーズも形を作れるようになります。
しかし決定機までは作れず、0-1のまま前半終了。そして後半の開始です。
点を取りに行きたい鹿島アントラーズ。しかし出鼻をくじかれます。フロンターレに追加点を奪われ0-2。
また、去年と同じような展開かと思ったところで永木のフリーキックでゴールを決めます。ようやく1点返しこれで1-2。
さあここからというところで、左サイドバックの小田が痛恨のバックパスミス。フロンターレの中村に決められ1-3。
そして昌子が2枚目のイエローカードを受け退場。数的不利になったアントラーズは、フロンターレにもう1点奪われ1-4。
数的不利になってからも戦う姿勢は見られましたが、このままタイムアップ。
鹿島アントラーズは、ここまで6試合勝利のなかった川崎フロンターレ相手にまさかの4失点。大敗です。
試合のハイライト動画はこちらです。
戦う気持ちは随所にみられたが・・・
昨年のようにパス回しをされる時間帯は少なくはありましたが、結果は4失点して惨敗です。
恐らくアントラーズはフロンターレに対して苦手意識があるのでしょうね。逆にフロンターレはアントラーズとの戦いはやりやすいのでしょう。
鹿島の選手たちも気持ちでは負けてなく戦う姿勢は随所に見られた試合でしたが、負けたということは相手の方が気持ちが上だったということだと思います。
前節勝利をあげていて、この試合に勝ち流れを作りたかったところですが残念です。
確かに鹿島アントラーズはケガ人が多いのは事実です。でもそれは川崎フロンターレも同じ。
考えてみれば、ここまでアントラーズが勝っている3勝は下位のチームばかり。
中位以上のチームには勝てていないんです。ということは、今のアントラーズの実力はJリーグの中位以下ということが言えます。
悔しいけど目指すは優勝ではなく残留
目標を切り替えたほうがいいかもしれません。優勝から残留に。悔しくはありますが、このまま勝てない試合が続くと仕方がないでしょう。
なんとか過密日程終了まで耐えて欲しかったですが、ちょっと厳しそうですね。戦術を変えたり監督を変えたりと、思い切ったことをしないと改善は難しいと思います。
すでに首位のサンフレッチェ広島とは勝ち点差14。現実的に考えると優勝は絶望的ともいえる勝ち点差です。
本当に悔しくて悔しくて仕方がありません。優勝候補筆頭と言われていたアントラーズが、下位に沈むことになろうとは・・・
でも容赦なく次の試合はやってくるし、鬼の過密日程は続きます。ケガ人が重なっているのが大きな要因ではありますが、想定内のことなので言い訳にはできません。
とにかく悔しい。悔しくて悔しくて悔しすぎる。この言葉しかありません。