
こんにちは。
ハッシー(@shika_blog)です。
鹿島アントラーズの歴史上初のACL準決勝。その相手は韓国の水原三星です。
水原三星とは予選でも戦っており、結果は1勝1敗。お互いがアウェイで勝利するという結果になりました。
準決勝といえども、この戦いは東アジアの決勝戦と同じ意味を持ちます。この戦いを制したチームが、西アジア代表との決勝戦に駒を進めることになります。

鹿島アントラーズのスタメン
GK クォンスンテ
DF 内田・チョンスンヒョン・犬飼・山本
MF 永木・三竿・遠藤・安部
FW 鈴木・セルジーニョ
このようなスタメンが組まれました。これが現状の鹿島アントラーズのベストイレブンです。
鹿島アントラーズvs水原三星を振り返る
前半
前半のはじめから前がかりに襲い掛かってきたのはアウェイの水原三星。準々決勝の天津は守備的だっただけに、ほとんどの人が度肝を抜かれるほどでした。
完全に後手に回ってしまい、開始わずか2分でコーナーキックからゴールを許してしまいます。さらに山本と犬飼の判断ミスから失点。
わずか6分で0-2とされてしまいました。しかもこれはアウェイゴール。最低最悪の出だしとなってしまいました。
その後の水原は守備的な布陣に変更。なかなか相手のディフェンスを崩せない鹿島アントラーズ。
そんな中、セルジーニョの個人技から右足クロス。これを鈴木優磨が飛び込み、慌てた水原DFがオウンゴール。なんとか前半のうちに1点を返しました。

後半
ホームの鹿島にとっては負けられない試合。勝利のためには攻めていくしかありません。
しかし何度もチャンスを作りながらも、なかなか決定機を作り出すには至らない展開となります。
このまま負けてしまうのかと思われた後半39分。西の絶妙なパスをセルジーニョがゴール。ようやく同点に追いつきます。
さらに攻め続けるアントラーズ。後半のロスタイムにフリーキックを得ます。これを蹴るのはセルジーニョ。
正確無比なボールを蹴り、こぼれ球を内田篤人がゴール。ギリギリのところで得点し、ACL準決勝のファーストレグをホームの鹿島アントラーズが制しました。

試合のハイライト動画はこちらをご覧ください。
内田の逆転ゴールは倒れた相手に当たってゴール。しかも2回も倒れた選手に当てています。ちょっと面白いゴールでした(笑)
鹿島の選手たちを採点してみた
クォンスンテ 5.5
1失点目は仕方ないにしても2失点目は防げたボール。興奮してイエローカードを受けた場面は反省すべし。レッドじゃなくて助かった。
内田篤人 7
1失点目のオウンゴールは内田だが致し方なし。試合を見て前に上がっていくのはさすが。逆転ゴールは気持ちで押し込んだ。
チョンスンヒョン 6.5
2失点はしたがその後は完ぺき。パスの精度もよかった。
犬飼智也 5.5
2失点目は山本との連係ミス。パスミスもちらほら見られた。
山本脩斗 5
1失点目、2失点目ともに絡んでしまった。攻撃面ではサイドを駆け上がるシーンが少なかった。
永木亮太 5.5
相手にがっちりマークされてパスが出せず。後ろにパスを出すシーンが目立った。
三竿健斗 5.5
1対1では強さを見せるもパスミスが多い。三竿の場合、自陣のゴール前ではパスよりクリアのが良さそう。
遠藤康 5
ボールを持っても前に出せず。出してもパスミス。あまり持ち味を出せなかった。
安部裕葵 6
ちょっとボールを持ちすぎな感はあるが攻撃にアクセントをつけてくれた。もっと判断を早くして欲しい。
鈴木優磨 6.5
相変わらずのキレキレぶり。1点目はほぼ鈴木のゴール。
セルジーニョ 7
左利きだが右足も上手い。決定力抜群。最高の助っ人が最高のパフォーマンスを見せてくれた。
安西幸輝 5.5
後半11分に安部に代わって出場。クロス精度は低かった。惜しいシュートを放ったがバー直撃。
土居聖真 6
後半27分に永木に代わって出場。土居が入ってから流れがガラッと変わった。でも土居自身は決定機を作れず。
西大伍 6.5
後半37分に遠藤に代わって出場。最初のプレーでアシストを記録。波がなければスタメンで使いたい。
大岩剛監督 6.5
西の投入は遅かったが選手交代が的中。まずい試合の入りをしたものの勝利は大きい。最後のセットプレーをセルジーニョに蹴らせたのは大岩監督の指示。

正式にMOMを貰ったのは三竿健斗でしたがなぜ。お世辞にもパフォーマンスが良かったとは言えません。
考えてみると日本代表なのは三竿だけ。だからか?

試合の感想と今後のアントラーズ
試合の入りは悪すぎましたが、2点をひっくり返したのはかなり大きいです。間違いなく今後の試合に勢いがつきます。
アウェイの水原三星が前から来るのは、ある程度想定していたはず。なのにアタフタしてしまいました。その結果2失点。
内田もヒーローインタビューで「説教ですね!」と言ってましたが、思いっきり反省すべきです。アウェイで同じようなことをやってしまっては、決勝には進出できません。

試合の入りこそ悪かったですが、その後の試合運びは完ぺき。
ホームでありながら審判がアウェイの笛連発でしたがそれにも打ち勝ち、終盤には同点ゴールと逆転ゴール。しびれましたね。
ここまで劇的な勝利は年に1回あるかないか。それが大事な大事なACLの準決勝で出ました。
勝利の神様が、鹿島アントラーズに優勝させようとしてるんじゃないかとさえ思えてきます。

ファーストレグは勝利で終えることができました。アウェイゴールを2点とられましたが、10月24日に行われるセカンドレグでは引き分け以上で鹿島が決勝進出です。
鹿島アントラーズを決勝戦へ。私たちもパワーを送りましょう。
ただし、セカンドレグの前には4試合も戦わなければいけません。
その中には横浜マリノスとのルヴァンカップ準決勝2試合も含まれます。この試合も大事なので、気持ちを切り替えて臨んでほしいところ。
そしてルヴァン準決勝の前には、川崎フロンターレとのJリーグがあります。昨年2017年には最後の1試合で逆転優勝されてしまった、因縁の川崎フロンターレと戦うんです。
フロンターレは前節首位に浮上したばかり。絶対に2年連続の優勝は阻止しなければなりません。

鹿島の優勝の可能性は薄いですが、川崎フロンターレに優勝させるわけにはいかないんです。というかフロンターレに勝たないと昨年の気が晴れません。
公式戦7連勝の鹿島アントラーズ。でもフロンターレに勝てないのは悔しすぎます。
今のアントラーズは今までと違います。完膚なきまでに蹴散らしてくれると信じています。