
ACL第2戦。アウェイで迎える水原三星戦。昨年Kリーグで3位のチームとの対戦です。
アウェイだけに勝ち点1でも良さそうですが、第1戦の上海申花戦では、ホームで引き分けだったことを考えると勝ち点3を狙いにいくべき試合になります。
鹿島アントラーズのスタメン
鹿島アントラーズの先発メンバーはこうです。
GK クォンスンテ
DF 安西・植田・昌子・山本
MF レオシルバ・三竿・遠藤・安部
FW 鈴木・金崎
安西は前回左サイドバックでしたが今回は右サイドバックで先発出場です。金崎が復活してきたのもアントラーズにとっては大きいですね。
このスタメンで試合開始。
鹿島アントラーズ対水原三星の試合はどうなった?
開始早々にコーナーキックを獲得するなど、積極的に前からいくのはアウェイの鹿島アントラーズ。
そして前半8分に新10番をつけるエース金崎が、遠藤とのワンツーで抜け出し先制点を決めます。
さらに後半14分には鈴木の折り返しを、ゴールネットに飛び込みながら頭で押し込みこの日2点目のゴール。
エース金崎の2得点で2-0と優位に立ちます。試合終了間際に水原三星に1点を返されましたが、そのまま逃げ切り2-1で勝利。

試合を見ての感想
見ていた限りでは前回の上海申花戦より、アントラーズの選手の動きがよかったように感じました。試合を重ねていくうちに、試合勘が戻ってきたものと思われます。
それにしてもエース金崎にゴールが生まれたのは、本当に嬉しいです。これでJリーグにもつながるでしょうからね。
金崎にようやく決定力が戻ってきた感じさえします。この調子で得点を重ねていってくれると期待しています。

2点目のゴールは、鈴木の折り返しを触らなくてもゴールはしていました。でもそこを飛び込んで自分のゴールにするあたりは、ゴールへの執念そのものでしょう。
逆に鈴木は悔しいでしょうね。1点損してしまい、今季の初ゴールはおあずけとなってしまいました。
でも得点に絡んでいるし、動きもいいので鹿島アントラーズの大きな戦力になってくれています。

良かった選手と悪かった選手
個人的によかったと感じた選手は安西です。前回の左サイドバックでもいい動きをしていましたが、右サイドバックでも動きはよかったです。
ドリブル突破やゴール前に入る姿勢なんかは「絶対結果を出すんだ!」という意思が現れていました。もう少しクロスの精度が上がってくると、凄いことになりそうです。
GKのクォンスンテもPKをとめたり、決定機を防いだりと大活躍でした。クォンスンテと曽ヶ端のポジション争いは、昨年にも増して激しいものになりそうです。
三竿はいいポジショニングでセカンドボール拾いまくりでした。
鈴木は得点こそとれませんでしたが、動きの質は素晴らしいです。
安部は時折ドリブル突破したり決定的なシュートも打っていましたが、ボールを奪われるシーンもありました。
そしてこの試合、私がちょっと気になったのはレオシルバです。
ボールキープが大きな持ち味の選手ですが、それが慢心となってしまったのか、ボールを奪われる回数がとても多かったです。そこからカウンターをくらうこともありました。
特に自陣で奪われたり、自陣のゴール前でキープしようとして奪われるのは一番最悪なので、ゴール前はキープに走らずクリアでもいいと思うのですが。

いい選手・悪い選手はいましたが、全体的には良かったと思います。韓国のはやいサッカーにも対応できてたし、パススピードも前回の試合より格段に上がったと思います。
このようなサッカーを続けていければ、アジア制覇も現実のものとなってくるでしょう。
鹿島アントラーズのグループは7年前と同じ!?
鹿島アントラーズのいるグループは強敵揃いなので、まずはグループ突破に照準を絞ってほしいですね。
- Jリーグ2位の鹿島アントラーズ
- Kリーグ3位の水原
- 中国カップ優勝の上海申花
- オーストラリアリーグ優勝のシドニー
このように強敵が揃っています。
ちなみにこの4チームは、2011年のACLとまったく同じ4チームです。こんなことってあるんですね。
そのときには、1位が水原三星で2位が鹿島アントラーズ。水原と鹿島の2チームがグループを突破しました。そのときの再現を、2018年大会でも見せてほしいですね。
