
鹿島アントラーズの今季公式戦初戦となるACL第1戦。上海申花戦を私なりに振り返ってみます。
鹿島アントラーズのスタメンは?
今季初戦をホームで迎えた鹿島アントラーズ。勢いをつけるためにも、絶対に勝たなければいけない試合です。
鹿島アントラーズのスタメンはこんな感じです。
GK 曽ヶ端
DF 内田・植田・昌子・安西
MF レオシルバ・三竿・遠藤・安部
FW 鈴木・ペドロジュニオール
新戦力の内田と安西を両サイドバックにおいて、ケガをしたレアンドロのところにはドリブラー安部を起用しました。
鹿島アントラーズ対上海申花の試合概要
ワクワクするような布陣で試合開始。
試合が始まったのもつかの間、しょっぱなから上海申花に出鼻をくじかれてしまいます。
植田のクリアミスでコーナーキックにしてしまいます。そのコーナーのこぼれ球をクリアしきれずに上海申花がクロス。
その結果、昌子がマークしていたモレノにヘディングでゴールを決められてしまいました。
モレノは193㎝の長身です。ほとんどジャンプしないでゴールを決められてしまいました。開始3分で失点した鹿島アントラーズ。集中力を欠いていたと言わざるを得ません。
失点してからは多少ピンチはありながらも、ほぼアントラーズがボールを握る展開が続きます。ボールはキープするものの、なかなか決定機を作れないアントラーズ。
じりじりする展開でしたが、後半6分にようやくゴールが生まれます。鈴木のシュートのこぼれ球を遠藤が押し込んで、鹿島アントラーズが同点に追いつきました。
おせおせになるアントラーズ。でも追加点が奪えません。決定機は何度もあるものの、シュートミスやキーパーにとめられるなどして逆転ゴールは最後まで奪えませんでした。
結局、鹿島アントラーズ対上海申花の試合は1-1のドロー。
引き分けという結果は痛すぎる!
ACLはホームで勝ち点3を積み重ねていかないと、グループステージ突破は難しいです。しかも初戦だったので勝ち点3がとれなかったのは痛いです。
圧倒的に攻めてましたし。シュート数は鹿島21本、上海申花は12本。これだけ圧倒したにもかかわらず勝つことができませんでした。
選手は「攻めてたし悪くない結果」「胸を張っていい」「切り替えて次を戦う」と前向きな発言が多いです。
それはいいことなのですが、やっぱりこの引き分けは痛すぎます。
昨年は勝ち点1に泣いたシーズンでした。ACLではアウェーゴールの差で敗れています。勝てる試合を引き分けで終えるか勝ちで終えるかは、雲泥の差があるわけです。
昨年それを痛いほど感じているアントラーズだけに「胸を張っていい」などという言葉が出てくるのは私的には「?」と思ってしまいます。

鹿島アントラーズの良かった選手・悪かった選手
それから気になったのはペドロジュニオール。なんだかキレが悪かったです。本調子ではないのでしょうか。ちょっと今後に不安が残りました。
逆に良かったのは安西と内田の両サイドバック。内田は90分間フル出場して、決定機も演出していました。
安西もドリブル突破から質の高いクロスを連発。西・伊東・山本とはまた違ったタイプの2人の加入は、鹿島アントラーズの大きな武器になりそうです。
鈴木優磨もゴールこそ奪えませんでしたが、動きは良かったです。途中出場の中村も、惜しいシュートを放つなどの活躍を見せました。
今シーズンのアントラーズは、Jリーグ・ルヴァンカップ・天皇杯・ACLの4つのタイトルを本気で狙いに行くと言っています。
昨年1つも獲れなかったことを考えると、そうたやすい道ではありません。
しかし、4冠すべてとって歴史に名を刻むのはアントラーズしかいないことも確信しています。今年はやってくれると信じて、応援するだけですね。
