
2003年Jリーグのレギュレーションは大きな変更がありました。
延長戦が廃止されて、90分で決着がつかなければ引き分けとなります。引き分けの勝ち点は1、90分勝利の勝ち点は3です。
この勝ち点制度は全世界で行われていて、今後のJリーグでも変わらず続くシステムです。

選手の疲労度を考えたら、引き分け制度は今となっては大賛成ですよ!
2シーズン制は昨年と変わらず。チャンピオンシップでJリーグの優勝を争います。
J2に降格したサンフレッチェ広島とコンサドーレ札幌が抜けて、代わりに昇格してきたセレッソ大阪と大分トリニータが加わりました。
Jリーグ
1stステージ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 浦和 | H | ○ | 3-1 | エウレル・名良橋・フェルナンド |
2 | 柏 | A | ○ | 2-1 | フェルナンド・小笠原 |
3 | 名古屋 | A | ● | 0-1 | |
4 | 東京V | H | ○ | 1-0 | 中田 |
5 | F東京 | H | ○ | 2-0 | フェルナンド・エウレル |
6 | G大阪 | A | ○ | 2-1 | 本山・エウレル |
7 | 横浜 | H | ● | 1-3 | 柳沢 |
8 | 大分 | A | △ | 1-1 | 中田 |
9 | 市原 | H | ● | 0-2 | |
10 | 仙台 | A | ○ | 2-0 | 本山・クラウデシール |
11 | 磐田 | H | ○ | 5-2 | フェルナンド2・大岩・柳沢・エウレル |
12 | 清水 | A | ● | 0-2 | |
13 | 神戸 | H | △ | 3-3 | 本山・平瀬・クラウデシール |
14 | C大阪 | H | ● | 0-1 | |
15 | 京都 | A | ● | 1-3 | 中田 |
横浜Fマリノスがジュビロ磐田を抑えて優勝しました。
鹿島アントラーズは序盤は良かったものの、後半失速して8位となってしまいました。

2ndステージ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 名古屋 | H | ○ | 1-0 | 小笠原 |
2 | 東京V | A | △ | 1-1 | 本山 |
3 | 大分 | H | ○ | 1-0 | 平瀬 |
4 | 市原 | A | ○ | 3-2 | 平瀬・OG・秋田 |
5 | 仙台 | H | △ | 0-0 | |
6 | 磐田 | A | △ | 1-1 | 小笠原 |
7 | 京都 | H | △ | 1-1 | 平瀬 |
8 | C大阪 | A | △ | 1-1 | 平瀬 |
9 | F東京 | A | ● | 1-5 | OG |
10 | 清水 | H | ○ | 2-0 | 小笠原・相馬 |
11 | 神戸 | A | ● | 1-2 | 相馬 |
12 | G大阪 | H | △ | 2-2 | 深井2 |
13 | 横浜 | A | ○ | 2-1 | 小笠原・平瀬 |
14 | 柏 | H | ○ | 2-1 | 平瀬・小笠原 |
15 | 浦和 | A | △ | 2-2 | 小笠原・青木 |
横浜Fマリノスが得失点の差で優勝です。この結果、昨年同様チャンピオンシップは行われずにマリノスの完全優勝となりました。
鹿島アントラーズは15試合中7試合が引き分けと、引き分けの数が多すぎました。
2敗しか喫していないのに、引き分けが7つあれば優勝するのは難しいです。結果4位で終えました。
ただ鹿島アントラーズにもチャンスはあったんです。セカンドステージの最終戦、90分で浦和レッズに勝っていれば優勝だったんです。
その試合で鹿島アントラーズは、ラスト数分までリードしていました。
しかし、後半ロスタイムに同点に追いつかれてしまい万事休す。

モニターでアントラーズの試合を見ていたマリノスの喜ぶ姿を思い出すだけで、悔しさが蘇ってきます。もう2度とこのような悔しい思いは御免です。
優勝を逃した試合ですが一応ハイライト動画を載せときます。
年間順位はこのようになっています。
2003年の鹿島アントラーズは年間では5位です。上位にはいますが、優勝できなければ意味はありません。
鹿島アントラーズの選手たちもよく言っていますが「2位も最下位も同じだ」と。これは本当にその通りだと思います。
記憶にも記録にも残るのは優勝チームのみです。2位以下のチームにもドラマはあるのですが、そのドラマは一部の人しか知り得ません。
なので「優勝しなければ意味がない」と選手が口々に言うのでしょうね。

この称号はアントラーズにこそふさわしい
ちなみにJ2に降格するのは、ベガルタ仙台と京都サンガです。
ナビスコカップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
準々決勝 | 名古屋 | H | ○ | 5-1 | エウレル・小笠原・中田2・平瀬 |
準々決勝 | 名古屋 | A | ○ | 1-0 | 相馬 |
準決勝 | 磐田 | H | ● | 0-1 | |
準決勝 | 磐田 | A | ○ | 2-0 | フェルナンド・本山 |
決勝 | 浦和 | H | ● | 0-4 |
決勝まで進んだのですが、レッズに0-4と大敗しました。昨年と同じカードの決勝戦でしたが、レッズの気持ちが上回っていたのだと思います。
この試合は途中で見たくなくなってしまいました。そのくらい、攻めることができない試合だったんです。歯がゆくて仕方なかったです。
鹿島アントラーズは数年前の黄金期から、世代交代を進めている時期でもあり、なかなか上手くいっていなかった印象です。
それにしても浦和レッズに惨敗とは.......。悔しい~~~

2003年はなにかとレッズにやられたシーズンでした
天皇杯
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
4回戦 | 福岡 | H | □ | 3-2 | 小笠原・秋田・野沢 |
5回戦 | 柏 | H | ○ | 3-2 | 深井2・中島 |
準々決勝 | 横浜 | H | ○ | 4-1 | 本山・青木・小笠原2 |
準決勝 | C大阪 | A | ● | 1-2 | 野沢 |
天皇杯では、準決勝でセレッソ大阪に敗れてしまいました。
A3
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 大連 | - | ○ | 3-1 | 秋田・小笠原・フェルナンド |
2 | 磐田 | - | ○ | 2-0 | エウレル・柳沢 |
3 | 城南一和 | - | △ | 0-0 |
アジアクラブ選手権ではありませんが、アジアの大会でタイトルを獲れたのは大きいことです。
大きな大会ではありませんが、これが鹿島アントラーズにとって初のアジアのタイトルです。

2003年まとめ
Jリーグ・・・年間5位
ナビスコ・・・準優勝
天皇杯・・・ベスト4
A3・・・優勝
A3では優勝したものの、国内タイトルは無冠となりました。
国内タイトル無冠は4年ぶりです。世代交代をうまくこなして、来年以降のシーズンにつなげてほしいですね。

2003年に鹿島に加入した選手はこちらを参考にしてみてください。
2003年のアントラーズには大岩・深井・フェルナンドなどが加入しています。