
1998年にはコンサドーレ札幌が新たに加わり、J1チームが18チームになりました。
ファーストステージとセカンドステージで各17試合戦い、それぞれの優勝チームで年間王者を争います。
そして翌年からJ1のチームを16チームにするために、順位が下位のチームがJ2に降格するという初めての年でもありました。
勝ち点は90分勝利3ポイント、延長勝利2ポイント、PK勝利1ポイントいうのは昨年と変わっていません。
それでは1998年の、鹿島アントラーズの順位や試合結果など各種データをご覧ください。
Jリーグ
1stステージ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 福岡 | H | ○ | 4-2 | 秋田・眞中・柳沢・鈴木 |
2 | 札幌 | A | ○ | 3-1 | 柳沢・熊谷・増田 |
3 | 清水 | H | ○ | 3-2 | 長谷川2・柳沢 |
4 | 京都 | H | ○ | 6-0 | 柳沢4・熊谷・名良橋 |
5 | 柏 | A | ● | 2-3 | ビスマルク・眞中 |
6 | G大阪 | H | ○ | 1-0 | 名良橋 |
7 | 横浜M | A | ● | 0-1 | |
8 | 浦和 | H | ● | 1-4 | ビスマルク |
9 | 名古屋 | A | ● | 0-3 | |
10 | 平塚 | H | ○ | 1-0 | 眞中 |
11 | 磐田 | A | ○ | 3-0 | 柳沢3 |
12 | V川崎 | H | ○ | 3-1 | 眞中・相馬・マジーニョ |
13 | 神戸 | A | ○ | 3-2 | 柳沢2・マジーニョ |
14 | 市原 | H | ○ | 4-1 | 名良橋2・柳沢・長谷川 |
15 | 横浜F | A | ● | 2-3 | 柳沢・増田 |
16 | C大阪 | H | □ | 3-2 | 増田・中田・眞中 |
17 | 広島 | A | ● | 2-3 | 増田・柳沢 |
1998年ファーストステージ優勝はジュビロ磐田です。昨年チャンピオンシップで敗れた相手だけに悔しいですね。
鹿島アントラーズは5位で終えました。終盤まで優勝争いに絡んでいたのですが、ラスト3試合で順位を落としてしまいました。無念.......

2ndステージ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 市原 | A | ○ | 3-1 | 柳沢2・ビスマルク |
2 | 横浜F | H | ● | 1-3 | マジーニョ |
3 | C大阪 | A | ○ | 2-0 | ビスマルク・マジーニョ |
4 | 広島 | H | ● | 0-2 | |
5 | 福岡 | A | ○ | 3-0 | 長谷川2・マジーニョ |
6 | 札幌 | H | ○ | 3-2 | 長谷川2・眞中 |
7 | 清水 | A | ○ | 2-1 | 内藤・長谷川 |
8 | 京都 | A | ○ | 3-0 | 長谷川2・阿部 |
9 | 柏 | H | ○ | 3-0 | マジーニョ2・長谷川 |
10 | G大阪 | A | ○ | 3-1 | 柳沢・ビスマルク・名良橋 |
11 | 横浜M | H | □ | 2-1 | ビスマルク・ジョルジーニョ |
12 | 浦和 | A | □ | 3-2 | OG・柳沢2 |
13 | 名古屋 | H | ○ | 1-0 | 秋田 |
14 | 平塚 | A | ○ | 2-0 | マジーニョ・秋田 |
15 | 磐田 | H | ○ | 1-0 | マジーニョ |
16 | V川崎 | A | □ | 2-1 | 柳沢・長谷川 |
17 | 神戸 | H | ○ | 4-1 | ジョルジーニョ・柳沢・長谷川2 |
1998年のセカンドステージは、鹿島アントラーズがその勝負強さをいかんなく発揮し、見事優勝です。
柳沢・長谷川・マジーニョといったストライカーが、ゴールを量産してくれて優勝することができました。
セカンドステージ優勝したことで、チャンピオンシップ出場の権利を得た鹿島アントラーズ。いざ、ジュビロ磐田とのチャンピオンシップへ。

チャンピオンシップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 磐田 | A | □ | 2-1 | 長谷川・室井 |
2 | 磐田 | H | ○ | 2-1 | 秋田・ビスマルク |
見事、宿敵ジュビロに2連勝して1998年の年間王者に輝いたのは鹿島アントラーズです。
優勝おめでとう!!!
鹿島アントラーズにとって、Jリーグのタイトルは2度目です。昨年の因縁の相手、ジュビロに勝っての優勝なので言うことないですね♪

年間順位はこのようになっています。
勝ち点ではジュビロに及びませんが、年間チャンピオンは鹿島アントラーズです。
レギュレーションの結果なので誰にも文句は言わせません。
アントラーズの得点は34試合で79点なので、1試合平均2点を超えています。この得点力もすごいのですが、ジュビロの得点を見てみると・・・
このときのジュビロは、悔しいけれど得点力えげつなかったです。ちなみに、ジュビロの中山が4試合連続ハットトリックしたのはこの年です。
でも、ジュビロを押しのけて優勝したのは鹿島アントラーズです。「サッカーは点を取るだけでは優勝できない」ということを、証明してくれましたね。

ナビスコカップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
予選 | 福岡 | H | ○ | 3-0 | 内藤・眞中・長谷川 |
予選 | 柏 | A | △ | 1-1 | ジョルジーニョ |
予選 | 横浜M | A | ○ | 2-1 | 増田2 |
予選 | C大阪 | H | ○ | 5-2 | 中村・マジーニョ・長谷川2・OG |
準決勝 | 市原 | A | ● | 2-3 | 増田・マジーニョ |
1998年のナビスコカップ。鹿島アントラーズは予選は突破したものの、準決勝でジェフ市原に敗れてしまいました。
昨年は優勝した大会だけに悔しい結果となってしまいました。

天皇杯
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
3回戦 | 筑波大 | H | ○ | 3-1 | 本山・小笠原・マジーニョ |
4回戦 | 平塚 | H | ○ | 3-0 | ビスマルク・本田・本山 |
準々決勝 | 広島 | H | □ | 2-1 | 本山・室井 |
準決勝 | 横浜F | A | ● | 0-1 |
ディフェンディングチャンピオンとして戦った天皇杯でしたが、フリューゲルスに負けてしまいベスト4止まりとなりました。
1998年はフリューゲルスが消滅した年でもあります。チームがなくなると決定してからのフリューゲルスの強さは神がかっていました。
リーグ戦を4連勝で終え、天皇杯を優勝して有終の美を飾ったんです。この出来事は、いつまでも私たちの記憶に残ることでしょう。

アジアカップウィナーズカップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
2回戦 | シンタナ | A | ○ | 2-1 | マジーニョ・柳沢 |
2回戦 | シンタナ | H | ○ | 9-0 | 本山・長谷川2・阿部・柳沢・リカルド・秋田・平瀬・眞中 |
3回戦 | サラクワ | A | ○ | 4-2 | 秋田2・内藤・阿部 |
3回戦 | サラクワ | H | ○ | 10-0 | 平瀬4・長谷川3・小笠原・本山2 |
準決勝 | 全南 | - | ● | 1-4 | 秋田 |
3位決定戦 | タラバ | - | ○ | 1-0 | 平瀬 |
昨年(1997年)の天皇杯を優勝したことで、この大会に出場した鹿島アントラーズ。
しかし、準決勝で敗れてしまいました。それでも3位決定戦にしっかり勝ったので、良しとしましょう。

スーパーカップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
- | 磐田 | A | ○ | 2-1 | 柳沢・相馬 |
ライバルのジュビロ磐田に勝利。見事2年連続で鹿島アントラーズがゼロックススーパーカップのタイトルを獲得しました。

1998年まとめ
Jリーグ・・・優勝
ナビスコ・・・ベスト4
天皇杯・・・ベスト4
アジアカップウィナーズカップ・・・3位
スーパーカップ・・・優勝
昨年獲れなかったJリーグのタイトルを、ジュビロから奪還してタイトルを獲得。
1998年終了時点での鹿島アントラーズの総タイトル数は4になりました。
この調子で、来年も突き進もう!

1998年に加入した鹿島の選手たちは関連記事を参考にしてみてください。
1998年の鹿島には、当時「鹿島のV6」と呼ばれた高卒6人衆が加入しています。