
1996年は従来の2ステージ制ではなく、1ステージで戦うシーズンとなりました。
京都サンガとアビスパ福岡が加わり、16チームのホーム&アウェイ(計30試合)で優勝を争います。
昨年の1995年よりも大幅に試合数が減ったので、ナビスコカップが復活し予選だけで14試合を戦います。

さらにサントリーカップという名前の、年間王者を決める戦い?みたいなものも開催されました。
1996年の鹿島アントラーズにはジョアン・カルロス監督が就任して初優勝を目指します。
Jリーグ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 清水 | H | ○ | 4-1 | マジーニョ2・長谷川2 |
2 | 広島 | A | □ | 2-1 | レオナルド・長谷川 |
3 | 京都 | H | ○ | 5-1 | 長谷川2・黒崎・マジーニョ・レオナルド |
4 | 平塚 | A | ■ | 0-1 | |
5 | 柏 | H | ○ | 5-1 | マジーニョ・ジョルジーニョ・室井・長谷川・黒崎 |
6 | 福岡 | A | ○ | 4-2 | 長谷川・黒崎2・レオナルド |
7 | 横浜M | H | ○ | 3-1 | 長谷川・レオナルド・増田 |
8 | 磐田 | A | ★ | 2-2(3-4) | ジョルジーニョ・レオナルド |
9 | 浦和 | H | ○ | 1-0 | 熊谷 |
10 | V川崎 | H | ○ | 2-1 | 増田・長谷川 |
11 | 名古屋 | A | ● | 1-3 | マジーニョ |
12 | 市原 | A | ● | 2-3 | 黒崎・レオナルド |
13 | G大阪 | H | ○ | 4-0 | マジーニョ・長谷川・OG・相馬 |
14 | C大阪 | H | □ | 1-0 | 長谷川 |
15 | 横浜F | A | ★ | 1-1(5-6) | マジーニョ |
16 | 市原 | H | ○ | 2-0 | 内藤・ロドリゴ |
17 | G大阪 | A | ○ | 1-0 | 柳沢 |
18 | C大阪 | A | ○ | 4-2 | 柳沢2・ロドリゴ2 |
19 | 横浜F | H | ○ | 2-1 | 柳沢・長谷川 |
20 | 清水 | A | ○ | 2-0 | 柳沢・黒崎 |
21 | 広島 | H | ★ | 1-1(8-9) | 増田 |
22 | 京都 | A | ● | 0-1 | |
23 | 平塚 | H | ○ | 2-0 | 眞中2 |
24 | 柏 | A | ● | 0-1 | |
25 | 福岡 | H | ○ | 3-1 | 増田・ロドリゴ・眞中 |
26 | 横浜M | A | ○ | 1-0 | マジーニョ |
27 | 磐田 | H | ☆ | 2-2(4-3) | マジーニョ2 |
28 | 浦和 | A | ☆ | 0-0(5-4) | |
29 | 名古屋 | H | ○ | 4-2 | 眞中2・マジーニョ・相馬 |
30 | V川崎 | A | ● | 0-5 |
見事鹿島アントラーズが、1996年のJリーグを制して初タイトルを手にしました。
終盤まで6チームが優勝争いを繰り広げる大混戦でしたが、そこから抜け出したのが我らが鹿島アントラーズ。
29節でグランパスに勝ったことで、優勝がほぼ決定的となりました。眞中の2ゴールが、かなり強烈に記憶に残っております。
最終節でヴェルディに0-5で負けたのはご愛嬌としておきましょう。
このときは嬉しくて嬉しくて、なかなか夜寝れなかったのを覚えています。
今のようにインターネットも普及していなかったので、繰り返しビデオに録画した試合を見たり、スポーツニュースに出演している選手を見てはニヤニヤしていました。

若き日の柳沢も出てて初々しさを爆発させてました。
鹿島アントラーズ、優勝おめでとう!
ただ、このあと優勝に水を差すかのように、サントリーカップというのがあったのを覚えていますか?
Jリーグの上位2チームと、ナビスコカップの上位2チームが対戦するというものです。
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | V川崎 | H | ☆ | 1-1(4-2) | マジーニョ |
2 | 名古屋 | A | ■ | 0-1 |
ご覧のように、鹿島アントラーズは決勝で名古屋グランパスに負けてしまい準優勝になっています。
いったいこの戦いは何だったのかいまだに分かりません。Jリーグの試合数が少ないから開催されたとしか思えないですね。
実際にサントリーカップ優勝のグランパスは年間王者を名乗っていないわけですし.....。
Jリーグ7不思議の1つですね(笑)

ナビスコカップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
予選 | 清水 | A | ● | 0-1 | |
予選 | 清水 | H | △ | 2-2 | レオナルド2 |
予選 | 福岡 | A | △ | 0-0 | |
予選 | 福岡 | H | ○ | 2-0 | 柳沢・レオナルド |
予選 | C大阪 | A | ○ | 2-0 | レオナルド・黒崎 |
予選 | C大阪 | H | ● | 0-3 | |
予選 | 名古屋 | H | ○ | 2-0 | 黒崎・マジーニョ |
予選 | 名古屋 | A | ○ | 2-0 | レオナルド・増田 |
予選 | V川崎 | A | △ | 1-1 | 石井 |
予選 | V川崎 | H | △ | 1-1 | 室井 |
予選 | 市原 | H | △ | 1-1 | 黒崎 |
予選 | 市原 | A | △ | 1-1 | マジーニョ |
予選 | 横浜F | H | △ | 1-1 | ジョルジーニョ |
予選 | 横浜F | A | △ | 1-1 | 鬼木 |
Jリーグの試合数大幅減少もあって、予選リーグだけで14試合も行われました。
その結果、鹿島アントラーズは残念ながら予選で敗退しています。
ラスト6試合はすべて1-1で引き分けています。
見落としがちな珍記録ですが、6試合連続で1-1っておそらく今後ないでしょうね。

天皇杯
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
3回戦 | 関西大学 | H | ○ | 2-0 | マジーニョ・ジョルジーニョ |
4回戦 | 福岡 | A | ○ | 2-0 | マジーニョ・増田 |
準々決勝 | V川崎 | A | ● | 1-2 | マジーニョ |
鹿島アントラーズは準々決勝で、ヴェルディ川崎に敗れてしまいました。
ここぞというところでヴェルディに負けるのは、悔しいとしか言えません。

1996年まとめ
Jリーグ・・・優勝
ナビスコ・・・予選敗退
天皇杯・・・ベスト8
1996年は、Jリーグ優勝して鹿島アントラーズが初タイトルを獲得した記念すべき年になりました。
ジョルジーニョがJリーグのMVPに選ばれたり、柳沢や増田などの若手が活躍したのも大きかったです。
ここから7年間にもわたり、アントラーズとジュビロの2強時代が始まるのですが、それはまた別の話.......。

1996年に加入した鹿島の選手はこちらをご覧ください。
1996年の鹿島アントラーズには、柳沢・平瀬・池内の高卒トリオが加入しています。