
記念すべきJリーグが開幕した1993年の鹿島アントラーズのデータを大公開します。
1993年のJリーグは、オリジナル10と言われる10チームがホーム&アウェイで戦いました。
それをサントリーシリーズ(現ファーストステージ)とニコスシリーズ(現セカンドステージ)で行い、優勝チーム同士がチャンピオンシップで年間王者を争う形です。
1993年当時はまだ勝ち点制ではなく、勝利した回数が多いチームが上位にきます。
引き分けもなく同点で試合が終わったら、延長戦、PK戦を行いました。
リーグ戦
サントリーシリーズ
まずはJリーグが誕生した1993年5月15日のすべてのゴールをご覧ください。

それでは続いて順位をどうぞ。
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | 名古屋 | H | 〇 | 5-0 | ジーコ3・アルシンド2 |
2 | 横浜F | H | 〇 | 3-2 | アルシンド・カルロス・長谷川 |
3 | 清水 | A | ● | 1-2 | カルロス |
4 | V川崎 | A | ■ | 0-1 | |
5 | G大阪 | H | 〇 | 4-0 | サントス・長谷川2・アルシンド |
6 | 市原 | H | □ | 2-1 | アルシンド・カルロス |
7 | 横浜M | A | 〇 | 2-0 | サントス・アルシンド |
8 | 浦和 | H | 〇 | 3-1 | 黒崎2・アルシンド |
9 | 広島 | A | 〇 | 1-0 | 黒崎 |
10 | 横浜F | A | ● | 0-2 | |
11 | 名古屋 | A | 〇 | 4-0 | アルシンド3・長谷川 |
12 | V川崎 | H | 〇 | 3-2 | サントス・アルシンド・古賀 |
13 | G大阪 | A | 〇 | 4-2 | サントス・アルシンド・長谷川・黒崎 |
14 | 市原 | A | 〇 | 2-0 | 黒崎・石井 |
15 | 横浜M | H | 〇 | 3-1 | 黒崎・アルシンド2 |
16 | 浦和 | A | 〇 | 2-0 | 石井・黒崎 |
17 | 広島 | H | ■ | 1-2 | 長谷川 |
18 | 清水 | H | ● | 1-2 | 長谷川 |
記念すべき初代王者は我らが鹿島アントラーズです。この時は地元はもちろん、日本中が盛り上がってました。田舎のサッカーチームが日本一になったわけですからね。
この頃からでしょうか。アントラーズのチケットが全くとれなくなったのは・・・
いつも売り切れでなかなか試合に行けなかったのを思い出します。当時のスタジアムは15,000人収容でしたが、1993年の鹿島はものすごいフィーバーぶりでした。

ここで1つJリーグの珍事を紹介します。それはカシマスタジアムで行われた浦和レッズ戦。
浦和が先制ゴールを決めて喜んでいる隙に、鹿島がゴールしてしまうというシーン。動画を発見しましたのでご覧ください。

ニコスシリーズ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | G大阪 | A | □ | 1-0 | サントス |
2 | 名古屋 | H | ☆ | 1-1(5-3) | サントス |
3 | V川崎 | A | ● | 1-2 | アルシンド |
4 | 横浜M | A | ★ | 1-1(7-8) | ジーコ |
5 | 横浜F | H | ● | 1-2 | 眞中 |
6 | 清水 | H | ● | 0-1 | |
7 | 広島 | H | □ | 4-3 | ジーコ・黒崎2・吉田 |
8 | 浦和 | H | 〇 | 2-0 | 吉田・サントス |
9 | 市原 | A | □ | 2-1 | 長谷川・ジーコ |
10 | 名古屋 | A | ● | 1-2 | 眞中 |
11 | G大阪 | H | ■ | 3-4 | OG・アルシンド・長谷川 |
12 | 横浜M | H | 〇 | 3-2 | アルシンド2・ジーコ |
13 | 横浜F | A | □ | 3-2 | ジーコ・アルシンド・眞中 |
14 | 清水 | A | 〇 | 2-0 | 黒崎2 |
15 | 広島 | A | 〇 | 1-0 | ジーコ |
16 | 浦和 | A | ■ | 1-2 | サントス |
17 | 市原 | H | 〇 | 3-0 | アルシンド2・大野 |
18 | V川崎 | H | ● | 1-2 | アルシンド |
やっぱりというか、ヴェルディが下馬評通りの力を発揮して優勝しました。1993年当時のヴェルディは日本代表のスタメンに6人くらいいましたからね。そりゃ強いわ・・・

そして、チャンピオンシップ。初代年間チャンピオンは、アントラーズかヴェルディか!?
ご存知の通り、ヴェルディに負けてしまいました。ジーコがつばを吐いて抗議したように、レフェリングはフェアとは思えませんでした。
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1 | V川崎 | H | ● | 0-2 | |
2 | V川崎 | A | △ | 1-1 | アルシンド |
ナビスコカップ
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
予選 | V川崎 | A | ☆ | 1-1(4-2) | 長谷川 |
予選 | 市原 | H | 〇 | 1-0 | 長谷川 |
予選 | G大阪 | A | 〇 | 4-3 | アルシンド・賀谷・カルロス・長谷川 |
予選 | 広島 | H | ● | 1-2 | 眞中 |
予選 | 柏 | A | ★ | 1-1(2-3) | アルシンド |
予選 | 平塚 | H | 〇 | 2-1 | ジーコ・秋田 |
1993年のナビスコカップ。鹿島アントラーズは予選リーグで敗退してしまいました。

天皇杯
節 | 対戦相手 | H/A | 勝敗 | スコア | 得点者 |
1回戦 | NKK | H | ☆ | 1-1(3-2) | 秋田 |
2回戦 | 東北電力 | H | 〇 | 6-1 | 長谷川2・アルシンド・ジーコ2・黒崎 |
準々決勝 | 名古屋 | H | □ | 5-3 | アルシンド2・長谷川2・黒崎 |
準決勝 | 清水 | H | 〇 | 1-0 | 秋田 |
決勝 | 横浜F | H | ■ | 2-6 | 黒崎・奥野 |
1993年の天皇杯。我らが鹿島アントラーズは横浜フリューゲルスとの決勝戦。
だったのですが、激闘の末敗れてしまいました。延長戦で点を取られてからは、明らかに集中力が切れてしまいましたね。

1993年のまとめ
Jリーグ・・・2位
ナビスコ・・・予選敗退
天皇杯・・・2位
1993年のアントラーズは、タイトルに届きそうで届かない年となってしまいました。
このときの経験が、今の勝負強いアントラーズを形作ったのだと私は思ってます。

Jリーグ元年(1993年)に加入した鹿島の選手はこちらからご覧ください。
1993年は、秋田&奥野のセンターバックコンビ。そしてアルシンドが加入した年となっています。